私たちシミズ貴石は、「宝石のまち 甲府」で50年以上にわたって活動している宝石研磨工房です。得意とするのは、宝石の表面に平面を作る“ファセット”カット。世界で唯一180面を有する「桔梗カット」を生み出すことができる現代の名工 清水幸雄をはじめ、山梨県認定ジュエリーマイスター、一級宝石研磨士など精鋭の職人が複数在籍しており、本社2階の工房で、日々、宝石に新たな命を吹き込んでいます。
また、プロのバイヤーが世界の産出地から厳選した良質な原石を多数保有しており、国内外のジュエリーデザイナーやメーカーからの多様なご要望にもお応えしています。
女性職人も多く、本サイトでご紹介しているさくらインカットをはじめとするオリジナルカットシリーズは、女性ならではの目線と繊細な感性によって生まれました。
原石に、新たな命を吹き込む宝石研磨
長年培ってきた研磨技術を駆使し、品質とオリジナリティにこだわった商品作りをしています。
原石から切り出した小さな石に、ミクロの単位で施していく精密なファセット。手の感覚と削石音、そして自身の感性だけを頼りに、研削剤を変えながら粗磨り、中磨り、そして仕上げへと進めていく工程は、熟練の職人だけが許される領域。わずか数ミリの宝石に数十面のファセットを刻む繊細な技術は、業界でも高い評価をいただいております。
最後は、指紋に入り込むほど細かい粒子の研磨剤を用い、一面一面丁寧に艶出しをする「磨き」の工程。研磨剤を洗い流すと、「輝き」という新たな命を吹き込まれた美しい宝石が誕生します。
宝石のまち 甲府
そのルーツは、山梨県北部に位置する金峰山一帯で水晶の原石が産出されていた江戸時代。原石を磨き美しく輝く姿へと変える研磨技術と、磨いた水晶を飾る貴金属加工の技術が育まれ、やがて、企画・デザインから流通まで産業に必要なすべてが揃う、世界的にも珍しいジュエリーの集積産地へと成長しました。
さまざまな技術を有する職人達が切磋琢磨し培ってきた伝統と実績は連綿と受け継がれ、今日も質の高いジュエリーを世界中に送り出しています。